明るいうつ病患者の休み方

失敗記録とその言い訳集(?)。パニック障害・抑うつの症状と治療法については素人知識です。

名刺を

ちょっと理由があって仕事に行くのが嫌になってしまった。

働き始めれば楽しいのだけど、うつが再発したようで全然起きられず、仕事もできれば家でしていたい。

それとたまたまタイミングを同じくして、別のことをして生きようかなあ、少なくとも気持ちの上では、と本気で考えることが起きた。

大好きな人に名刺を渡しながら、それをずっと考えていた。

やっと渡せるときが来た。ずっと待っていた。

名刺を2枚渡して、何かものを作りたくなったら、ご連絡下さいと伝えた。

何かものを作りたくなったらって何?

意味不明だし、もっとヤバいのは

自分はその人の役に立てると、本気で思っていることだ。

誰も止めてくれなかったので、もう渡してしまった。

(好きな人に名刺を渡したのは初めてでは無い。ちなみにそれで仕事をもらったことも、無い。)

こんな頭がおかしいファンにも笑って話を聞いてくれて、有難いよなぁ。

彼に憧れて買ったこの本を

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難しすぎて1ページ目で挫折したことも話した。彼は「難しいよね」と笑っていた。

吐き癖

あまり気分のいい話でなく申し訳ない。

最近の体調で少し気になることがある。

結構な頻度で吐いてしまうのだ。

ちょっと食べすぎたりして胃がもたれるなあ、と思いながら眠りにつくと、夜中にパチっと目が覚めて吐く。

それが何回か続くので眠りが浅くなるのが困る。

さっきは普通に起きているときに吐いた。

 

別に痩身願望とかで望んで吐いてる訳ではないのだ。

吐き気が自然と(?)湧いてくる、のが癖になっている感じがする。

気になって 嘔吐 癖 で調べたらやっぱり過食嘔吐のことしか出てこなかった。

なんなんだ、これは。

別に吐くのはいいんだけど、頼むから家にいるときだけにしてほしいし、吐くのを恐れて人と食事できなくなったりしたら嫌だなあと思う。

あと、せっかく色々飲んでる薬を吐いちゃったら意味ないし。

 

なりたいもの

何年か前の記事に、「忙殺されているうちに本当にやりたかったことを忘れてしまった、悲しい」と書いた(気がする)。

その恨めしい気持ちは消えた。

今は「本当にやりたいことが変わった」というのが実感だ。

変わったというか、社会人10年目を超えて、ようやく見えてきたというべきか。

自分で思っていた「得意なこと」なんて、大して得意でもなかったし、思いもかけないことでも一生懸命続けていたら、気がついたら得意になっていたこともある。

 

まず自分は文章を書くジャーナリストになりたい、なれると思っていたが、今は全然そう思わない。

今は、文章は文章のプロに任せたい、と思う。

 

次に、自分に視覚的クリエイティブな持ち味があるとは想像もしていなかったが、今の職では間違いなくビジュアル作りが自分の強みになっている。

10年前はまったくできなかったことを、10年かけてできるようになって、得意にまでなった。

 

人間、生まれ持った才能うんぬんよりも「最近どの筋肉を使っているか」に過ぎないと考えるようになった。

英語ばっかり勉強してた頃の筋肉の使い方を続けていたら、英語教師にでもなっていたかもしれない。

ピアノを弾き続けた大学4年間のように指と耳の筋肉を使い続けていたら、もしかしたらミュージシャンになれたかも。

ここ10年で自分は、ビジュアル的クリエイティブの筋肉をこつこつと使い続けた。

ただそれだけのことだ。

この筋肉を自分は気に入っているし、今の仕事にもぴったりなので、この道をしばらくは極めていきたいと思う。

 

そして、今の仕事柄、「餅は餅屋」精神が自分の中で確立したのも、とてもよい。

今、それが一番得意な人にそれを任せることの素晴らしさ。

脳みそはひとつより複数の方がずっといいことも学んだ。

 

そう考えたら、これからの人生、もし別の筋肉を使いたくなったら、何にだってなれる気がしてきた。

 

飲酒

今年は特に「お酒を飲めたらどんなにいいだろう」と思う機会が多かった。

30余年、下戸ならば、もうお酒を飲めない人生だと諦めたほうがよさそうだが、年末で暇だし、急にお酒を飲んでみたくなった。

が、そういえば私はお酒を飲んじゃいけないんだっけなぁ、と薄らぼんやり思い出してネットで検索してみた。

抗うつ剤 飲酒

すると「鎮静効果が増進してしまう」とのことだったので、単に眠くなるだけか!と思い直し、アルコール3%の「ほろよい」を買って帰った。

空きっ腹に飲んではダメだと思い、ポテチや唐揚げやいろんなものを食べて備えた。

しかしどうしても缶のタブを開けられない!

やっぱり怖かった。

家で一人。年末。もし倒れて救急車を呼ぶような事態になったら、と考えてしまった。

考えすぎだ。

明日の夜こそ飲んでみようと思う。

お酒が飲めるようになったら。いろんなことが叶うかもしれない。

Runner's High

ジムには週に1〜2回通っている。

金曜の夜、つまり翌日は休みというときに夜な夜な出かけて、2時か3時くらいまで走って、シャワーを浴びて帰ってきたりする。

走った後はたいてい眠れない。交感神経が高まっている感じがする。

明け方に寝ついて午後に目覚める。

めちゃくちゃな生活だけど別にいい。他にすることもないし。

 

ランニングを始めた効果か、抗うつ剤を倍の量飲むようになったからか、その両方かもしれないけど、最近は朝起きられる。

ほぼ毎日タクシー通勤していたのが、最近はちゃんと電車で間に合う時刻に家を出ている。

健康になってきた。

 

ただ問題は低血糖だ。

走るとかなりの確率で吐き気がくる。慌てて甘いジュースを飲んでしのぐ。

空腹で走るのが一番心地いいので低血糖は仕方ないような気もするが、何とかならないものか。歳なのか。

分かってきた

自分の体調パターンが分かってきた。

ここで言う「体調」とは、パニック発作のような派手なものでなく、「朝が来ても身体が鉛のように動かない」「会社に行くことができない」「会社に着いてもしばらく使い物にならない」といった状態を指す。

①まず土日フルで動く場合、週明け水曜くらいまで体調が悪い。

というか土日のさなかでもう帰りたい、眠くてやばい、と人前で普通に寝そうになる。

②そこで土日どちらかは完全にオフにして丸1日眠る。

すると週明けの朝こそ起きられないが、その先平日5日間はかなりシャキッと働くことができる。火曜以降はなぜかきちんと起きられる。

つまり①より②のほうがよい過ごし方であると言える。

問題は②の塩梅だ。

風呂にも入らず退廃的に眠り続けたり、変な時間に目覚めて考え事を始めたりすると、地獄の始まりだ。

鬱々とした気分が襲ってくる。たいていそれは、週明けの朝まで続く。

つまり「自分の世話をすることだけは怠らず」「無為に横になっていないで活動したっていい」この2点に気をつけなければと気づいた。

そこで思い立って、ジムに入会した。24時間やっているところ。

丸1日眠る日でも、どこか30分だけ頑張って起きて、走る。あとは寝てていい。

30分だけ外に出る。体内の空気を入れ替える。

これをするだけで、気分が退廃的にならなくて済むような気がしている。走るの、好きだし。

 

今日は火曜日。昨日月曜日は朝、大いに遅刻したぶん、夕方以降かなり仕事が捗った。明日は早起きして洗濯するぞ、と眠りについたら4時に目覚めてしまった。眠れない。ハイだ。躁?

本当の病名

誰だって自分の病気には興味がある。

私もはじめにパニック障害に罹ってから、精神疾患発達障害についてたくさん本を買って勉強した。

もともと大学で心理学を専攻していたので興味はあったし、診断が出て病名を聞いたときも、世の中の少なくない人が示すような拒否反応(「げ、メンクリ通い?」的な)は一切なかった。

 

いま気になっている(この数時間で急に気になり始めた)ことがある。

それは自分が本当は何の病気にかかっているのか、ということだ。

うつ病だと思っていたけど、どうやらそれだけじゃないらしい。

心療内科から精神科に転院するとき、前の主治医の先生が紹介状を書いてくれたのだけど、

いまの先生がその紹介状を見ながら私を診察してくれているとき、紹介状の文字がチラッと見えた。

病名に「抑うつ双極性障害」と書いてあった(ことをなぜか急に思い出した)。

そのときは「へぇ私、双極性も持ってんのか」くらいにしか思わなかったけど、

転院しても体調の波は繰り返すし、薬も減らないどころか増えたし、

そう思うと突然、自分の本当の病名が知りたくなった。

調べると、うつ病双極性障害は別物という説がある。

でも現に併発している私がここにいるし、薬も、抗うつ剤と躁を抑える薬の両方を飲んでいる。

一体私は何に苦しめられているんだ。

 

双極性と言われて思い当たる節はある。

大抵の平日、午後早めの時間までは頭が働かずにまるで使い物にならなくて、夕方くらいから調子が出てくる。

夜は絶好調。だから夜中まで働いてしまう。いわゆる「筆が乗る」状態が続く。このまま徹夜してしまおう、とよく思う。

で、寝て起きると別人のようにエネルギーのない、何も生産できない自分に戻っている。

この繰り返し。

夜更かししたときの成功体験から、ますますまた夜更かしするようになる。

おそらくこれが躁状態なんだと思う。

とはいえ「午前中にダメで夕方以降に調子が良くなる」のは、うつ病患者の典型的なパターンだとも聞く。

調子がいい時間帯があるだけましなのか?

自分の病気がよくわからない。

 

加えて作用しうる要素として、発達障害がある。

以前はよくこのブログに書いていたが、私は社会人になってから仕事が思うようにできないことを、ASDのせいだと考えるようになった。

調べたわけではないし実際そうなのかは誰にもわからないけど、自分はASDなんだ、と思うことで、いくらか気持ちが救われた。

仕事ができない自分を少しだけ許してやることができた。

そのことを仲間(だと思っていた奴)たちに話したら、「いるよね、そう言ってできない理由を探す人。なんて言うんだっけ?試験前に部屋の掃除始めちゃうやつ。あ、セルフ・ハンディキャッピングか」

と言ってきたあの男。一生許さない