明るいうつ病患者の休み方

失敗記録とその言い訳集(?)。パニック障害・抑うつの症状と治療法については素人知識です。

LINEの罪

けっこう冗談抜きに、もしLINEを使用していなかったら、パニック障害にも抑うつにもならなかったんじゃないかと思う。

仕事ではメールと同じかそれ以上の頻度でLINEを使う。
社用携帯といった贅沢品はもらえないので、当然LINEのアカウントも、公私混同である。

私がLINEを使用していてよく考えることは、
「ノイズ」の感覚は本当に人それぞれなんだなぁということ。

正直私にとってはLINE(あるいはその通知)はノイズ以外の何者でもない。
グループラインにいたってはまさしくこの世の悪。
なるべくグループ自体に入らないようにしているし、仕方なく入っても通知は即オフ。
仕事のグループであろうが例外はない。

メールと違って、求められたことを一旦整理してから返事をする、その猶予がない。
どうでもいいことでも緊急っぽく見せてくるあの仕組み、まじで何なんだ。

中でも最も許せないのは(許せなすぎて当事者何人かには面と向かって言った)

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1. おはようございます

2. あの件どうなった?

3. 進捗あったら教えてください

4. よろしくー

5. (どうでもいいスタンプ)
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たったこれだけの用件を5通に分けて送ってくる奴。
本当に神経が分からない。
人のスマホの通知を5回鳴らしている自覚はないのか? その度にビクッ!としている人の気持ちを考えないのか?
ものの数分で通知「5」になってて開いたら全部オマエだったときのイラつきを考えたことはないのか?

そしてこのようなやりとりをうるさい・鬱陶しいと感じない人が一定層いるということが、腹の底から信じられない。

…とコレ↑をやる張本人に恨みを込めて訴えたら、

「え、だってLINEってそういうもんじゃん」

と言われた。絶句。
チャットと勘違いしてんじゃないのか? インターネット老人会かよ!

老人会と書いたが、昔はよかった。
本音はガラケーのE-mailが恋しい。
新着メール問い合わせをして初めて届くメッセージ。
用件なんてそのくらいがちょうどいいんだ。

「ノイズ」の感覚と冒頭に書いたけれど、この問題に思いを馳せていると、大学の知覚心理の授業で習ったことを思い出す。

人体の触覚刺激に対する閾値は、パーツによって全然違う。
最も敏感なのが、目の中や口の中といった粘膜部分。
逆に四肢などの肌表面はそうでもない。

つまり、たとえば砂粒一粒が目や口の中に入ったら、すぐに「痛っ!」と気づくけれど、
肘とかスネに砂粒がついても、全然気づかなかったりする。

…というのとは全然関係ないんだけど、
とにかく何かを「ノイズ」だと思う閾値がすっごく低い人と高い人とがいて、
自分は恐らくすごく低い方で、
高い人と毎日仕事をしたり関わり合っているうちに、ストレスが蓄積してパニック障害になってしまったんじゃないかと(けっこう冗談じゃなく)思う。

 

先月までやっていた仕事で、1万人弱にフォローしてもらうSNSを運営した時に
情報のなだれが襲ってくるようで「あ、気が狂いそう」という感覚を初めて味わった。

情報処理能力とは、必要じゃない情報を無視する能力なんだと、
この時改めて思った次第である。

令和の時代には生きづらいぜ…