明るいうつ病患者の休み方

失敗記録とその言い訳集(?)。パニック障害・抑うつの症状と治療法については素人知識です。

いい加減に認めよう

自分は仕事が好きなんだということ。

ここ数日、調子が悪い。
趣味でやっているバンドが忙しく、考えなければいけないタスクが多いうえ、メンバーたちと反りが合わず、ずっとイライラしている。

前から薄々というか普通に思ってたけど、この趣味が"実る"場面は、別に来ない。
たとえば尊敬する人に評価されたり、ちょっと名前が売れたり、素敵なライブに呼ばれたり、することはいつかあるかもしれないけれど、
おのおのが今やっている仕事を辞めてバンドに専念する日なんて、来ない。

少なくとも私はその熱量で取り組んでいないし、練習量もまったく足りていない。

だったら辞めちゃえば、と思った。

今度あるライブを最後に、所属しているバンドのひとつを辞めようと思う。

 

今までバンドを辞める勇気がなかった。

日常の大半を占めていた仕事。その仕事がうまくいかなくて、仕事で輝けなくて、そんなダメな自分は本当の自分じゃないと思い込みたかった。
本当の自分は週末にバンドをやっているときの自分だ、ということにしたかった。
だから意地で辞めずにここまで来た。

だけど、いよいよ本当の自分を認めてやりたくなった。

仕事が好きなんだった。
日常の大半を占める仕事、に打ち込む自分。でいいじゃないか。
いま、素直にそう思う。仕事が楽しい。

輝けてるかはわからないし、もはやどうでもいい。
今はもう、趣味をしている「もうひとつの人格」を必死で仕立て上げなくても、気が済むようになった。

単に歳を取ったからかもしれない。病気のせいかもしれない。
趣味を楽しむエネルギーがなくなってきた、と言えばそれまでだけど、
仕事を楽しめている今の自分を大切にしたいから、欲張りをやめるという感覚が正しい。

ひとつのバンドを辞めてもバンド活動そのものをしなくなるわけではないし、音楽が好きなことに変わりはない。

このバンドで過ごすラスト2ヵ月をどう過ごそうかな。