明るいうつ病患者の休み方

失敗記録とその言い訳集(?)。パニック障害・抑うつの症状と治療法については素人知識です。

休職ver2/新しい薬/転職

半ばやけっぱちで「やっぱ先生、私もっかい休みますわ」(べらんめえ口調)
と言って診断書を書いてもらい、
2度目の休職に入っている。

前回は「もうとにかく!今日から休みなさい!散歩とかするんじゃないよ!ただひたすら寝て!眠ってくださいね!」
という感じで緊急事態的に診断書を持たされたのに比べて、

今回は(もちろん大前提は休養)、加えて
これからの自分の生き方をじっくり考えるため、というのも両立しながらの休み期間となった。

「復職してきたとして、あなたにもう一度この部署に戻っておいでとは、私は言わないと思う」

これが上司に言われた言葉。
社内の別部署の話も聞かせてもらったけど、会社への恩義とか仲のいい先輩たちの存在とか、色々差し引いても、

私にはもうこの会社に居場所はないな、と思った。

「休んだら、今の職や会社に対する気持ちを、冷静に改めて考えられるようになると思う。
今(←2度目の休職を決めた、3週間前)は、脳が合理的な判断をできる状態にないから、
決断ごとは今はするべきではない。
まず一度しっかり休んで、考えられるようになってから
今後のことを決めてください。
次回いらした時に、これからどうするか決めましょう」

と、7月下旬の主治医の先生。

おっしゃることは分かります。
でも私には時間がないんです。
できることなら今すぐこの会社を去りたい。
去って、新しい、自分を求めてくれる環境に身を移したい。

要は9月頭まで休職して、復職しても元部署に自分の席がもうないのなら、
復職時点で新しい職を見つけておかないといけない。

かなり焦りながら休職に入った。ビズリーチでいろんな人と話した。

肝心の「今の職や会社に対する気持ち」だけど、
不思議なことに、冷静になればなるほど、
みじめな気持ちばかり思い出して嫌になった。

7年間を総括すると「私なにやってんだろ」だった。悲しいけれど。

身体を壊しながらもみんなのために必死に残業して仕事を回してきたこと。
それすら、
"出社したりしなかったり、日中連絡取れなかったり、やれますって言って任せても時間かかって待たされるのって、逆に迷惑だったりするんだよね"

この言葉に本当に削られた。
削られたというか、言われた瞬間は「は?」って言い返しそうになったほどむかついて先生にも愚痴った。

「逆に迷惑」だってこと、理屈としては分かる。
でもそれさぁ、病人に言っていい言葉じゃないだろ。

部署内は勝手な人ばかりだ。
チェック待ちと称してみんなさっさと帰る。私は黙々と夜中までチェックする。

これが偉い人なら、仕方ないと思えるんだろうけど、
残念ながら私は少しも偉くしてもらえなかった。

偉くなれないばかりか、「あなたをこれ以上評価することはできない」
と面と向かって言われた。

もううんざりだ。

思い返せば返すほど、
土日に死人のような顔で出社して仕事を片付けた日々や、
会社の隣のホテルに泊まって朝4時に起きた日のことや、
仕事のせいでいけなかった数十のムダになったライブのチケットのことや、
色々な「みじめ」が目の裏に浮かんできて消えなかった。

この会社で、私はずっとかわいそうだった。

なので、一旦プータローになってもいいから、
この会社をきちんと去ることを一番に考えようと思う。

ちゃんと転職をしようと思った。いまは、その最中。

この休職に入ってこの3週間ほど、
寝る・本を読む・ピアノを弾く・ビズリーチの人と話をする

の4軸でお送りしている感じだ。

 

そして「昼夜逆転」の一言で片づけられないほど、まったく夜眠れなくなってしまったので、
主治医の先生に新しい薬を出してもらった。

統合失調症の治療にも役立つという「オランザピン」は、眠剤としての効果が主役ではないものの、とてもよく効く、いい薬らしい。

…と期待しながら飲んだけれど、効いたのは1日目だけ。
(1日目は効きすぎて起きたら19時だった)

ネットで調べると効き目が一番現れるのが飲んでから3~4時間後、ということだったので、
昨夜、21時に飲んだところ、とてもよく眠れて朝も8時にちゃんと起きれた。

ありがとう。
いい薬です。

先生のアドバイスに従って、朝はとりあえず一度は起きる。
日の光を浴びる。
午前中のうちに、脈の上がるような運動をする。(と言われたからマンションの階段の上り下りを毎日やってる)

と暮らしていると、
たとえば転職の話をしている時や、面接対策の文章を考えている時など、
すっかり忘れていた「ワクワクする」感覚が戻ってきた。

働きたい。人に会いたい。

こう思えるようになるには、やっぱり環境をドラスティックに変えるしかないんだ。

今の会社を出る決断は、今のところ、間違ってないように思う。
このまま間違いませんように。