会社員を辞めて1年と2ヶ月が経った。
会社員時代はがっつりファッションの仕事をしていたから、
湯水のように服にお金を使いまくって
着る服着ない服忘れてた服、とにかく家が服で埋め尽くされていた(いる)。
それが1年以上経って、ああ、私も変化してきたなと思うのが、
服に対する興味の濃さ、少なくとも好きな服のジャンルがガラッと変わった。
環境が人を作るんだなとつくづく。
だから買いまくってほぼ着てない服をメルカリに出しまくっている。
人は変わる。
昔このブログに書いた記憶があるが、私は「変人枠」で何とか社会を生き延びようとしていた。
社会の中で何者かになろうとしていた。
だからチンピラみたいな服を大量に買ったり、髪を金にしたり、変人っぽく見られそうな主に外見面の工夫は怠らなかった。
それが今、何者にもなるのを諦めて、静かに言われたことをやって働いて報酬を得る毎日に変わった途端、
チンピラみたいな服は全部不要になった。
単に歳をとって着られなくなったというのもあるが…。
会社員時代は時間でお金をもらっていたし、心血を注ぎすぎた。だって病気になっちゃったくらいだから。
そのすべての原動力は、仕事ができるとか、センスがいいとか、職人気質だとか、そういった何者かになりたくてしかたなかったからだった。
いま、(このまま生きていく不安は尽きないが)仕事に心身を削られずに生きている、とてもゆるりとした生活で、かつ周囲では超優秀な人たちが活躍するのをほほーっと眺めながら、
何者でもない、独身30代が出来上がった。
これには恐らくうつ病も多分に影響している。
もう、うつ病は一生治らないと思っている。
人生ガチャでハズレを引いたというべきか、人生のサビがめちゃ早く過ぎて長い長いアウトロをこれからも生きていかなくちゃならないのか、
新年早々、どんよりした気持ちでこんなことばかり考えている。