明るいうつ病患者の休み方

失敗記録とその言い訳集(?)。パニック障害・抑うつの症状と治療法については素人知識です。

こんなに朗らかだったか

職場復帰して、体調のほうはまだ不安定である。

一週間のうち、どう頑張っても起きれない日が1日はある。

ベッドの上で唸りながら時間が過ぎれば過ぎるほど、前の自分なら罪悪感でどんどん会社に行きたくなくなって、消えてしまいたい気持ちになっていたけど、それはやめた。

開き直って昼過ぎにいけしゃあしゃあと、お疲れ様でーす!と言って席に着くと、誰も自分のことなんて気にしてないことがわかる。

コロナのこともあり勤務時間をスライドしたり、残業相殺もフレキシブルに対応してくれるから、本当に会社には助けられている。

 

復帰してからというもの、同僚や上司との関係が以前より500倍くらいよくなった。

これまで自分の悪かった500の点を、自分なりに噛み砕いたり解消できたのだと思う。周囲の人はいつだってフラットだから、自分がまともになったとしか考えられない。

自分で言うが私は昔から超のつく社交的人間である(であった)。

喋りが得意で、人に笑ってもらうのも好き。

だったはずが、この数年、みんなに腫れ物に触るような接し方をさせてしまっていた。

あー、あれが気分障害というやつだったのか、と今なら分かる。

とにかく会社にいる多くの時間、機嫌が悪かった。誰にも話しかけられたくなかった。

 

でも今は違う。1分でもみんなとお喋りしていたいし、1日中ゲラゲラ笑っているし、今まで話しかけてくれなかったような下らない話題でも、後輩たちが話しかけてくれる。それがとても嬉しくて楽しい。

自分はこんなにも朗らかな人間だったか、と驚く。

私は職場復帰したと同時に、社会的に死んでいた状態から1人の組織員として生き返ったんだと思う。

 

昔はよく趣味の友達に愚痴っていた。

「この会社に入って初めて感じているけど、私はコミュ障だった!」

と言うと友達らは、口を揃えて「そんなはずはない。それは職場が合っていない」と言ってくれた。

それはそれで大変有り難く温かいアドバイスだった。その時点で逃げていても、それはそれでよかったかもしれない。

でも行くとこまで行って、上司や同僚や会社に迷惑をかけまくって休職までして、帰ってきた今、

この職場が自分にとって素晴らしい場所だ、と思えている今が、本当に不思議で有難い。

最近は、明日何を着てくるかをみんなで雑談してから帰宅したりして、ゲームみたいで楽しい。

これまで数年の懺悔を込めて、これからは一般人×1.5倍くらいの朗らかさで仕事をこなしていきたい。

それでも嫌な気持ちにさせた人たちの嫌な思い出が消えることはない。申し訳ない。